卵の殻が割れるとき

1年にわたりこちらの方でブログを書いてきましたが、もとのBloggerに帰還することにしました。現在はこちら→http://ichiharu-bl.blogspot.jp/

投票って難しすぎませんか?

 あまりにも間が開いてしまってブログも寂しくなってしまったので、ここらで日常的なことも取り上げてみたいと思います。

 今月の大きなイベントといえば選挙ですね。実は私は成人以降まだ一度も投票に行ったことがありません。「せっかくの権利だし行かないといけないよなあ…」とはずっと思っていたのですが、結局普段からあまり政治のことなど気にしていたわけではなく、いろいろとわからないことばかりで結局「やーめた」となってしまっていたんですよね…まさに典型的な若者。

 まあ若年者の投票率が悪いのは、私みたいに政治を知らないからってのが一番の理由だと思いますよ。あとは仕事とかまだ安定軌道に乗っていなくて、気にかけてる余裕がないとかね。でも若年者が投票しないってことは、中高年に喜ばれる政策を提示した政治家や政党が当選したり与党になったりしやすいわけですよね。それもアンバランスだなってことで今回は投票することにしたわけです。

 でも真剣に考えてみるとこれがまた難しい。まず自分の属する小選挙区の立候補者についてよく知らない。一応ネットで一通り調べてみると、経歴とか出てくる。でもエライ役職についたからといって、その人が優れた政治家かといったらそうとは限らないわけです。今度は政策について見てみます。すると結構それっぽいこと言ってる。その県特有の問題についていろいろ言ってる。でも他の候補者をみてみると、やっぱり同じ事言ってる。政党違うのに似たようなこと言ってる。これじゃどっちを選べばいいんだと。悩みます。

 一方、比例代表についてはどうでしょうか。小選挙区と違ってその党の全国的な政策の差異が色濃く出る(はず)と思われますし、まだ選びやすいかも。と思ったらそう簡単ではありませんでした。選びたいと思える政党がない…!!

 投票先を考えるにあたって個人的に一番イヤなのが、マニュフェストや公約を守らないこと。次が根拠のない説にもとづいて行政改革をすすめること。特に医療、教育、環境です。この分野はとくに所謂「トンデモ」な説が跋扈しています。改革って、「やってだめなら元に戻せばいい」みたいな事言う政治家いますけど(先の政権交代の時とか)、今までの流れからいって、そんな簡単に済んだことないですよね。一度規制緩和したら、再び規制するのは非常に困難ですし、教育にいたってはその時の子どもたちに対して一生に近い負債を負わせるかもしれないわけです。根拠があったけど失敗しました、というなら仕方ないと思えるけど、根拠が不確かな説をもとに改革するってかなりヤバいですよね。

 先に挙げた教育でいえば、発達障害に関しての無理解をさらげ出した「親学」とか結構政治家でも支持者いるみたいですし(「親学推進議連」とかあるし)、医療でいえば病院とか医者も規制緩和して競争原理に載せれば粗悪なものが淘汰されるとかいう主義の人達いますし(普通裾野が広がることはいいことだけど、失敗が即命やQOLの低下に結びつくことも少なくない医療じゃリスク高くないですか?)、環境でいえばEM菌とか波動とか枚挙に暇がないですし(原発関連についてはあえて触れませんが)。

 いやほんと、投票って難しすぎません?

 こんなハードル高いのに、投票に行く大勢の人達がすべてこれをクリアしているとは思えません。いやクリアしてないんだ、きっと。よくわからないまま、雰囲気とか好き嫌いとか。果ては顔の好みで決めてる人だっているかもしれません。なんだか悩んでるのが馬鹿らしくなってきましたが。

 そういえば、先日ジャーナリストの江川紹子さんが『☓10プロジェクト』とか言ってましたね。

特別寄稿・江川紹子 選挙後に「こんなはずでは」と言わないために 五感のフル稼働を <衆院選・特別コラム>(gooニュース) - goo ニュース

 これは最高裁の国民審査の話ですけど、選挙の方でも、なんだか有権者に求められている基礎的な知識が多すぎるような気がします。というかむしろ、ごく普通の人がその人にとって最も適切な選択をするための情報が少なすぎる。確かにネットなどでちゃんと調べればそれなりの論をもった記事には行き当たるかも知れませんが、内容をキチンと理解できるかどうかまで踏まえると、それって結構ハードル高いですよね。

 投票される側としては自分たちの政策のデメリットなんてなるべく明らかにしたくないわけです。しかも有権者は一部の人を除いて政策についてはあまりよくわかっていないようだとなると、勢い耳障りのいい意見と他党への実りのないネガキャンばかりになるのもわかる気がします。鶏と卵の関係みたいで、どっちが先なのかよくわかりませんが。マスコミももうちょっと頑張ってよ。特にテレビ。

 ということで私が結論を出すにはまだまだかかりそうです。まあなるべく「マシ」な立候補者・政党を選びたいですが、どうなることやら。

 …あれ、投票所入場券どこやったっけ?