卵の殻が割れるとき

1年にわたりこちらの方でブログを書いてきましたが、もとのBloggerに帰還することにしました。現在はこちら→http://ichiharu-bl.blogspot.jp/

マレーがジョコビッチとの死闘を制しGS初優勝

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――ただ一言、「おめでとう」と言いたい。

[男子シングルス決勝]
○Andy Murray 7-6(12-10), 7-5, 2-6, 3-6, 6-2 ●Novak Djokovic

 イギリスのアンディ・マレーが5セット、4時間54分の激闘の末、2012年USオープン王者となりました。

 これまで4度にわたりグランドスラムの決勝に駒を進めていながらいずれも敗退していたマレー。うち3度はフェデラーに、1度は今回の相手でもあるジョコビッチに対する敗戦です。今回のチャンスを逃せば、GS決勝5連敗は自身のコーチでもあるイワン・レンドルを抜いてのワースト記録にもなりえました。直近のオリンピックでフェデラーを破り、自身初のビッグタイトルを手にしたマレーにとっては是が非でも勝ち取りたい栄冠だったはずです。

「本当に難しい状況での試合だった。第3、第4セットの後は精神的にとても厳しい物だった。ノヴァクは本当に、本当に強い。最後の最後まで諦めずに戦って来る。どうやってこの勝利を手にしたのか分からないよ。」

「この試合も5時間近いものだったし、これまでも長いラリーの試合やタフな試合を繰り返して来た。何とかこうして勝つ事が出来たんだ。」

 1988年のレンドルと同じく5度目のGS決勝で悲願の初優勝をもぎ取ったマレー。奇しくもそれは同じフラッシング・メドウでのことでした。そしてなんと試合時間さえも同じ4時間54分だったというのですから驚きです。この勝利でGS通算100勝をあげたということもあり、マレーにとっては大変ミラクルな大会となりましたね。GS優勝はイギリス人男子としても1936年大会で優勝したフレッド・ペリー以来、76年ぶりのこと。きっと今頃は母国のファンたちも、「こうなったら是が非でも来年のウィンブルドンは…!!」と思っていることでしょう。

 優勝した瞬間、「信じられない」といった表情で口をおさえ、その場にしゃがみこんだマレー。優勝後もその事実とは裏腹に、淡々とした調子でインタビューに臨んでいたようです。以前は決勝で負けて涙を見せたこともあるマレーですからこの勝利が喜ばしくないはずがないのですが、まだまだ実感が湧かないといったところでしょうか。ですがそれもまた、大変マレーらしい気がします。一見クールそうでありながらも、時折見せるその人間臭さが、ファンを惹きつけてやまないマレーの魅力の1つなのかもしれません。

 最後に紹介するのは優勝トロフィーを持ち、ガールフレンドのキムと試合後のコートに佇むマレーの写真。2009年にはTVゲームのし過ぎから一時別れ話も出た二人ですが、キムの健気なサポートの甲斐もあって、こうしてささやかに喜びをわかちあう姿はやはり心にくるものがありますね。私が今回最も気に入ったショットの1つです。

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 2012年の四大大会も幕を閉じ、残すはアジアシリーズとインドアシーズン、そして最終戦のみとなりました。今年はトップ4人がそれぞれ優勝を分け合う形となり、今後はフェデラーナダルジョコビッチの三つ巴の戦いにマレーも本格的に食い込んでいくことになりそうです。2013年はどういった年になるのでしょうか。これまでのようにトップ4が上位を独占する形になるのか、はたまた5人目の男が登場するのか。若手の台頭やデルポトロの動向にも目が離せません。

 しかしまずは目下のアジアシリーズ。楽天オープンに今年もマレーがやってきます。全米覇者の肩書きを引っさげたマレーが今年はどんなプレーを私達に見せてくれるのか、今から興奮が止まりませんね!

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